モラハラ
「モラルハラスメント」とは、言葉や態度による精神的な嫌がらせです。
配偶者からモラルハラスメントを受けている方は、離婚や慰謝料の請求が可能なことがあります。
弁護士法人フルサポート(旧・可児総合法律事務所)では、岐阜県・愛知県から多くの離婚相談をお受けしています。
その中で、モラルハラスメントの被害者からの離婚相談も多数お受けしてきました。秘密は厳守されますので、安心してご相談ください。
モラルハラスメントとは
モラルハラスメントの例として以下のようなものがあります。
- 「お前を養ってやっているのは俺だ。」などと、見下すような暴言を吐く
- 常に自分が正しいと考え、相手の意見を全く聞かない
- 明らかに自分に非があることでも、相手のせいにする
- 「お前を養ってやっているのは俺だ。」などと、見下すような暴言を吐く
- 常に自分が正しいと考え、相手の意見を全く聞かない
- 明らかに自分に非があることでも、相手のせいにする
モラハラの深刻さ
モラルハラスメントは、加害者が、歪んだ自己愛を充足させようとする行為と説明されることがあります。
そして、加害者には、「虐待をしている」という認識がないことが特徴です。
そのため、カウンセリングによっても、モラルハラスメントが改善されることが難しいと言われています。
言葉や態度で繰り返される「お前はダメだ。」「お前が悪い。」というメッセージは、被害者の意識に擦り込まれていきます。
やがて、被害者の自尊心は摩耗しきって、「相手の判断に従うしかない。」と思うようになります。
ときには、鬱状態になったり、PTSDを引き起こしたりすることさえあります。
モラハラの難しさ
モラルハラスメントの加害者は、家庭外ではそのような素振りを見せず、むしろ礼儀正しく、社交的に振る舞っていることがあります。
このため、被害者が、モラルハラスメントを他人に相談しても、「あなたに落ち度があるのではないか?」と言われてしまうことがあります。
また、モラルハラスメントが継続していくうちに、夫婦の間では、精神的な虐待が行われていることに気づけなくなっていくこともあります。
加害者は、「相手のことを思って注意している。」と思い込み、被害者は、「相手を怒らせてしまう自分が悪い。」と思い込んでしまうことがあるからです。
モラルハラスメントをされていると感じたら、早めに専門家(女性センターなど)に相談するべきです。
モラルハラスメントを理由とした離婚
被害者が、勇気を出して、モラルハラスメントを受けていることを理由に離婚を求めても、加害者から同意をもらうことは難しいでしょう。
加害者には、モラルハラスメントをしている認識がないからです。そればかりか、逆上されてしまうこともあります。
モラルハラスメントを断ち切り、離婚をするためには、客観的に冷静な意見を言える第三者の力が不可欠と言えるかもしれません。
自分自身で離婚を切り出せない方や、離婚を切り出すと相手に逆上されそうな方は、当事務所の弁護士にご相談ください。相談は個室で行い、相談内容の秘密は厳守されます。