浮気相手の氏名や住所が不明な場合
不倫の慰謝料請求をしようとするとき、浮気自体の証拠はあるものの、浮気相手の氏名や住所が分かっていないケースがあります。
例えば、浮気相手の電話番号だけがわかっているケースや、メールアドレスだけが判明しているケースなどです。
このような場合でも、弁護士に依頼することによって、浮気相手の氏名や住所がわかる場合があります。
慰謝料請求するために必要な情報
夫や妻の不倫がわかったとき、不倫相手に慰謝料請求するには、不倫相手に関する情報が必要です。
具体的には、少なくとも氏名と住所の情報が必要です。
これらがわからなければ、慰謝料請求の内容証明郵便を送ることもできませんし、裁判を起こすこともできません。
電話番号・メールアドレスなどから氏名・住所を調べる
不倫相手の氏名と住所がわからない場合でも、他の情報から氏名・住所が調べられることがあります。
浮気相手の電話番号がわかっている
携帯電話会社にその番号を照会すると、契約者名や契約書の送付先の住所を調べて不倫相手を突き止めることができることがあります。
なお、配偶者の通話明細書を取得すると、通話先の電話番号を得られます。深夜に長時間電話しているなど不自然な通話があれば、その電話番号が不倫相手のものであると推測できます。
メールアドレスがわかっている
メールアドレスを管理している携帯電話会社等に照会することで、電話番号や契約者の氏名、請求書の送付先などを確認できることがあります。
その他には、車のナンバーから浮気相手の氏名・住所を調べることや、住所が分かっているときは住民票から氏名を調べることなどもできます。
電話会社などへの問合せは弁護士に依頼する
もっとも、一般の方が電話会社に問合せをしても、個人情報の観点から、電話会社は情報を開示しません。
しかし、弁護士であれば「弁護士会照会」という方法により、情報の開示を受けることができる場合があります。
浮気の証拠はあるが、相手の氏名・住所がはっきりしないような場合でも、当事務所にご相談ください。