「夫のスマートフォンをチェックしたら、浮気がわかるやり取りを発見して、写メとして保存した。」

「ＬＩＮＥの記録を夫に問いただしたら、夫が不貞行為の存在を認めた。」

近年、ＬＩＮＥなどのＳＮＳ（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）を不貞行為の証拠とする相談を受ける機会が増えてきました。

相談だけではなく、裁判においても、ＳＮＳのやりとりを証拠として、不貞行為の慰謝料請求を認定する事案が増えています。
実務上、「ＳＮＳでのやりとりは一定の証明力が認められるようになった。」と言ってよいでしょう。

夫・妻のスマホなどで、不貞行為の存在が分かるやりとりを見つけた場合は、慰謝料請求の証拠となり得るかも含めて、当事務所まで相談ください。

ＳＮＳの広まり

証拠としてのＳＮＳ

ＳＮＳのやりとりが証拠となる類型として以下のようなものがあります。

直接的な証拠

ＳＮＳのやりとりに、ホテルで撮影した画像などが付いている場合は、非常に強力な証拠となります。

次に強い証拠が、不貞行為（セックス）について言及していたり、ホテルの待ち合わせが書かれていたりする場合です。

このようなＳＮＳのやりとりは、不貞行為を証明する十分な証拠となり得ます。

間接的な証拠

直接的な証拠がない場合でも、不貞行為の存在を推認させるやりとりが多数ある場合や、ＳＮＳ外の事情（帰りが遅かった日を記録した日記、カレンダーのマーク、ホテルのレシート、カーナビの履歴）などと組み合わせることで、不貞行為の存在の立証に成功した事案もあります。

交渉に使う

直接的な証拠が見つからない場合でも、ＳＮＳの記録を元に、配偶者や相手方と話し合いを持つことで、配偶者などが不貞行為の存在を認めるということは良くあることです。

この際、自筆で書面に覚書を残してもらったり、音声を録音したりすることで、証拠として残しておくとが重要です。

探偵に依頼する

ＳＮＳから、不倫相手と一定の周期で密会していることが判明したため、密会のタイミングに合わせて、探偵に依頼して不貞行為の証拠を入手した事案があります。

相手方の不貞が疑われる時点で、弁護士にご相談をされ、その後の対応について検討されることをお勧めいたします。