配偶者からの過度な離婚条件の請求を退けて、裁判例にしたがった離婚条件での離婚に成功した事例
当事者情報
性別(依頼者) | 男 |
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職業 | 依頼者:会社員 相手方:会社員 |
事件情報
離婚の段階 | 調停 |
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離婚請求 | 離婚を求められた |
解決までの時間 | 6か月 |
離婚条件
離婚の原因 | 性格・価値観不一致 |
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お金について | 慰謝料, 婚姻費用 |
財産分与 | 預貯金 |
子どもについて | 親権について, 養育費について |
1 事件概要
相手方が、子を連れて家を出て、別居を開始した。その後、相手方は、弁護士に委任した上で、調停を申し立てた。調停では、高額の婚姻費用・財産分与と、親権を要求してきた。依頼者は、離婚自体は争わないが、離婚条件を争いたいとして当事務所に委任した。
2 解決内容
婚姻費用は、既に多額の現金の受渡しがあったことが認められて、0円となった。財産分与も、相手方が過度に財産を持ち出していたことが認められて、返還を受けることができた。子は、自分の意思を表明できる年齢だったので、子の意思に委ねられた。
3 解決のポイント
相手方が過度の請求を繰り返したため、調停が長引いた。しかし、当方は、譲る気がないことを強く主張し、訴訟も辞さない強い態度を示し続けた。最終的には、相手方から裁判基準に従った合意を得ることができた。